医療保険 おすすめの信用性

企業は、「自社にとって相乗効果の高い事業はないか?」「自社の技術を生かせる新規事業はないか?」ということを常に考えているのである。
こういった発想は、料理・ワイン教室という副業を考えたフランス料理店とあまり変わらない。
身近な例でいうと、学校などの公共施設には自動販売機が置いてある。
これは単に利用者へのサービスというだけではなく、ちょっとした収入源にもなっている。
これも立派な副業だ。
藤井孝一氏が世に広めた、会社を辞めずに週末を使って起業をしようという「週末起業」も、基本的には連結経営の考え方だ。
つまり、自分の知識や趣味など、もともと自分となにかしら関連した強みを生かしてネット販売などの副業をやれ、ということである。
そうすれば、儲かれば儲かるほど嬉しいし、それはある意味本業や趣味でもあるから、ずっとつづけていくことができる。
これが、土日や夜間に本業や趣味とはまったく関係のないアルバイトをやってしまっては、そもそも楽しめないし、ストレスがたまって長つづきもしない。
小説家になりたいという人は多いが、どうしても書きたい題材がある人は別として、なんでもいいからとりあえず小説を書きたいという人は、適当に書いてもほとんど採用されないし、もし世に出ることがあったとしてもさっぱり売れない。
でも、たとえば自分が家電量販店で働いているなら、その裏側なり、お店にくる人々の話なり、家電についての知識なり、なにかしら自分の本業にかかわるものを書けば、そこにはその人だけのリアリティが発生し、オリジナルなものとなるはずだ。
私が『女子大生会計士の事件簿』を書いているのも、本業とつなげて考えるという意味合いが強い。
同じ小説を書くのなら、自分の本業にかかわるもののほうが説得力があるし、自分としても、自分の仕事を客観的に再認識できる。
これは間違いなく相乗効果がある。
「あっ、これは小説のネタになるな」と思いながら会計の仕事をやっていることも多い。
あなたのまわりにも、なにか副業のネタが転がっているかもしれない。
そのときは連結という考え方も覚えておいてほしい。
株式投資のうまいやり方ネット販売や小説の才能なんてないよ、という方でも手っ取り早くはじめられる副業がある。
それは株式投資である。
株式投資は単なるギャンブルで、自分の知識や趣味は関係ないじゃないかと思う方もいるだろう。
しかし、自分が働いている業界で、「あの会社は伸びそうだ」「あっちの会社はもうダメだろう」というのは感覚的にわからないだろうか?そういった情報が日頃から入ってきたりしないだろうか?そう、自分の仕事を生かして株式投資にチャレンジすればいいのである(ただし、自社株の場合はインサイダー取引に注意してください)。
自分が働いている業界ではなく、自分が興味ある業界でもいい。
映画好きの人は、配給会社の業績にも興味はないだろうか?飛行機好きの人は、航空会社の会社情報を読んでみても楽しいのではないだろうか?おまけに配給会社や航空会社の場合、配当として優待券ももらえるので一石二鳥だ。
学生さんの場合なら、就職活動で仕入れた情報を株式投資に生かせるかもしれない。
私も就職活動のとき、第一志望の業界については徹底的に研究したので、「伸びる会社」「伸びない会社」はわかっていたつもりだ(結局、「いちばん伸びる」と思った会社を辞めたのではあるが)。
「ローリスク・ハイリターン」を狙うには副業や株式投資をはじめる前に、気をつけてもらいたいことがある。
それは、「ロる。
たしかに、金融の世界では通常それが正解だ。
しかし、現実世界は不条理なので、「ローリスク・ハイリターン」「ハイリスク・ロリターン」を狙っている。
どういうことかというと、たとえば企業が自社の得意分野の応用であったり隣接分野への参入を目指す場合、当然それなりのハイリターンを狙っているが、ローリスクも同時に実現するために、予算の上限を決めたうえで資金を投入しているのである。
そうすれば、万が一失敗したとしても、損害は最小限(予算の範囲内)で済むというわけだ。
予算という考え方、個人も真似しない手はない。
個人の副業への投資も、ちゃんとはじめに予算を立て、その予算内におさえておくべきである。
個人投資家で苦労している人の多くは、当初の予算以上に資金を投入しているところに原因がある。
企業であれば、予算オーバーになると管理部門や他部署の人間がうるさくいってくるのでなかなか思い切って資金を投入できないが、個人なら無制限である。
危険度満点だ。
スリリングなことが好きな人はそれでいいかもしれないが、破産すれば他人にも迷惑をかけることになるのでやめておいたほうがいい。
つまるところ、「ローリスク・ハイリターン」とは得意分野で予算内の投資をすることなのである。
連結経営でも同じことがいえるが、やはり大事なのは本業なのだから、副業なのにわざわざハイリスクを背負い込む必要はないのである。
ある日、私が家に帰ると、いきなり妻が目くじらを立てていった。
「ねえ、これカビ生えてるよ!」
いったいなんのことだと驚いていたら、どうやらクローゼットに長年かけつばなしにしていた私のダブルのスーツがやられたらしいのだ。
大むかしに買って以来ほんの数回着ただけで、「いつかまた着るだろう」と捨てることもできずに、さらに数回しか着ていないからとクリーニングにも出さずにずっと放っておいたシロモノだった。
時代遅れだとしても、せっかく高いお金を払って買ったものだから捨てるに捨てられず、わが家のクローゼットの不良債権になっていた。
さすがにカビが生えてしまったからには捨てるしかないが、それでもまだ、どこかもったいない気がしてしまう。
そう、私は「貧乏性」なのである。
一方、妻は「捨て魔」だ。
カビが生えたスーツも、「こんなスーツ捨てなさいよ!どうせもう着ないんだから」とずいぶん前からいっていた。
それにもかかわらず、私は「あーでもない、こーでもない」と拒んでいたのだ。
妻は、本や雑誌はすぐに処分するし、化粧品なども使わなくなったら捨ててしまう。
「いつかまた使うかもしれないから取っておく」とはまったく考えない。
一方、私は、新聞だろうと弁当についてきた紙おしぼりだろうと、なんでもかんでも取っておくタイプで、およそ妻とは正反対の人間だ。
しかしである。
会計的に考えるなら、使わないものはさっさと捨ててしまったほうがはるかに合理的で効率のよい「正しい方法」なのである。
ダブルのスーツは、会計でいえば不良在庫だ。
企業にとって、不良在庫に限らず在庫は少なければ少ないほどいい。
なぜだかおわかりになるだろうか?この章では、その答えを探ると同時に、資金繰りについて考えてみたい。
在庫だらけの自然食品店さて、在庫についてもう少し具体的に考えていくために、私が以前住んでいた場所にある2軒の自然食品店の話をしたい。
これらの自然食品店は、有機農法だの無添加食品だのといった一時期のブームで、雨後の竹の子のようにできたお店のひとつなのだが、これがけっこうゴーイング・コンサーンしていた。
ただ、前述のフランス料理店ではないが、こちらのお店もお客がほとんど見当たらないという謎の商店だったのである。
この2軒のお店に共通していたのは、圧倒的な数と量の商品群である。
お店の外から見ても、通路や階段にまで商品がうずたかく積まれていて、歩くのにも難儀してしまいそうだった。
それだけ、お客としては選択肢が豊富なので便利になるはずなのだが、そのお客がいないとなれば、せっかくの商品も売れる「売り物」ではなく、ただの売れていない「在庫」になってしまう。

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